以前の共有会にて社員から完工清掃の掃除用具は次の人が使うためにきれいにしておくべきという意見が出た。
当たり前のことだが出来ていない。
先日の共有会でも同じようなことが出てきた。
朝一番に現場に行こうと思ったら燃料がなく、早く現場に行きたいがGSによって現場に行った。
時間的なロスは10分程度だが時間の問題ではなく気持ちの面でイライラしたという。
私もせっかちなのでこういう気持ちはよくわかる。
そこで意見を出した社員は「共有物は次使う人のことを考えてかたづける」=「お互いに思いやりのある行動をする」=「オールハッピネス」という考えのもとだが「今後、次使う人のことを考えて燃料が1/4程度になったら、現場から帰社する前に必ず燃料を入れる」というルールを作ろうという提案が出た。
社員全員「良い提案だ」という雰囲気だったので私が却下した。
目先のことで言えば、議論した前後の内容や経緯も分かるため、こういった社内ルールを作ることは非常に良いのかもしれない。
しかし、これから「人」がどんどん増えていく中で、そのルールの本質をしっかりと理解してもらえるのだろうか?
ルールがあるから行動に移すことが、はたして人間力向上になるだろうか?
社員数が50人、100人、1000人となっていったときに、その末端の社員は「うちの会社は、燃料が1/4まできたら燃料を補給するというルールがある」と形式的な解釈をしていたら元気会社の望む「人が売り」の会社は到達できないだろう。
人間は理性が誘惑や欲求に負ける甘い動物である。
だからこそお互いに刺激しあったり切磋琢磨しあったりして良いチームができると思う。
作業レベルのことはルール・マニュアル化してドンドン効率化を図ればよいと思うが、理念に関係するような部分=「人の気持ちなど」は効率化してはいけないと思う。
人間は理性が誘惑や欲求に負けてしまう甘い動物なので、上司は部下に同じことを繰り返し繰り返し言っていく・見せていく。
何度も何度も同じようなことを言っていかなければならない。
なぜなら人間は理性が誘惑や欲求に負ける甘い動物だからです。
それが嫌(面倒くさい)でルールを作る(効率化を図る)のであれば大きな間違い!
物あふれ時代の現代では、表面的なコミュニケーションよりもこういった心のコミュニケーションをしっかりとっていく必要がある。
それをルール・マニュアル化によって奪われてしまうような気がする。
一般的に言われる「大きな会社の人は機械的」「小さな会社の人は親身」ということも「人」の差ではなく、その会社の環境が大きいような気がする。
大きな会社は体制がしっかりとれているのでこういった部分もしっかりとマニュアル化されているが、小さな会社は体制が取れていないので自分で考えて行動していかなければならない。
その良心による判断基準が「親身」という言葉にあらわされていると思う。
部分的に見ると「右」ということが、全体的に見ると「左」ということはよくあること。
これから会社が成長・発展していく中でいろいろな決断をしていかなければならない。
その決断は短期的・表面的・部分的に判断するのではなく長期的・多面的・全体的に判断していかなければならないと強く思う今日この頃。
また社員も同じように理念を理解・浸透していってほしいと思う。
知っている(理解している)ことと、出来ている(実践している)ことでは天と地の差。
90%以上の人が知っているが、出来ている人は3%もいないのでは・・・。
当たり前のことを当たり前に!
言葉では簡単だが結構難しい。
当社の理念は形式的には決して成し遂げられない「心の要素」が多い。
だからこそ理念に関係するようなことはルール・マニュアル化せず、心のコミュニケーションをしつこく取っていきたいと思っています!